服部恭子
福岡出身。大学在学中より、SNSを活用しカウンセリングサロンを主宰。2011 年よりSNSの活用に関する講師活動を行いながら化粧品のプロモーション、海外ウェディングPR、政府観光局主催のトラベルレポーター等を多数経験する。ラグジュアリーホテル&ホテルスパが大好きで年間100泊以上をホテルで過ごす。
TITLE
UPDATE
少しずつコロナ禍が落ち着き、緊急事態宣言等も解除される方向になってきた10月末。ホテルの予約サイトも少しずつ稼働していることを感じています。
これまで旅行行くなら遠出したい!という方も多かったのですが、キャンプやサウナが流行り始めたように、「自分自身の心地よさを大切にする」「生き方を充実させる」そんな非日常体験を求める方も増えて来ました。
今日お伝えするのはこの数年で一気に増えている「ライフスタイルホテル」について!
・ブティックホテルらしさ:ユニーク、スタイリッシュ、居心地の良さ
・デザインホテルらしさ:意匠性を有している
・サードプレイスとしてのラウンジ機能:自宅でも職場でもない場の提供
この3つの観点がライフスタイルホテルの定義なのではないか?とJIL(総合不動産:ジョーンズ・ラング・ラサール株式会社)が掲げたことにより、ライフスタイルホテルがこれから市場規模が大きくなると着目されました。
日本においてのライフスタイルホテルのはじまりは、2014年に虎ノ門に誕生した「アンダーズ東京」と言われています。ちなみに「アンダーズ」は、ヒンディ語でパーソナルスタイルを意味します。素敵ですよね!
今年、日本初進出(大阪)の「Wホテル」もライフスタイルホテルのひとつ。マリオット・インターナショナルホテルが展開するラグジュアリー・ライフスタイルホテルの位置付けになります。コンセプトも「泊まるだけのホテルじゃない、クリエイティビティを解き放つ『大人の遊び場』」と掲げられ、ホテルのさまざまな場所に大人の遊びが込められています。
福岡にもライフスタイルホテルが着実に増えています!ラグジュアリーな旅が一番好きな私ですが、ホテル業界の動向にも目が離せません。ということで、福岡のライフスタイルホテルをいくつかご紹介いたします!(タイミング見つけて宿泊して、宿泊レポも書いていきたいと思います!)
THE LIVELY(ザ・ライブリー)「は「世界中から人と情報と機会が集まる場」と再定義し、より自由で、来るたびに新たな発見に出会える刺激に溢れたゲストエクスペリエンスを提供します。と、コンセプトを掲げている、福岡初のライフスタイルホテルになります。
ゲストが24時間使えるコワーキングスペースが併設され、仕事も気兼ねなくできます!(貸切の場合もあるそうです)時間帯によって提供されているフリービールも人気だそうです。
ダブルベッドのお部屋がスタンダード使用とされていて、お部屋のインテリアもおしゃれにまとまっています。必要なものが必要な分だけちゃんと整っているホテル。複数名で泊まれるお部屋もあり、女子旅やファミリー旅の場合にも宿泊という意味では良いのかもしれません。
中洲川端エリアにあるということで、男性サラリーマンにも人気のホテル。最近ではワーケーションスタイルで宿泊されている方も増えています。
ただ、そこに泊まるだけではない。一歩足を踏み入れると、圧巻のブックライブラリーが知的好奇心を加速する。新しい体験や世界観を創造するホテル。というテーマを掲げるベーシックス福岡。エントランスロビーに1歩入るとその世界に引き込まれます。
元々、スフィンクスをイメージして作られた建物になっていて、実はこの天井にもピラミッドを彷彿とさせるしかけが...ぜひ見上げて写真を撮っていただきたいなーと思います。
THE BASICS FUKUOKAのお部屋は20タイプ238室あり、それぞれ「Chapterチャプター(章)」「Episodeエピソード(挿話)」「Storyストーリー(物語)」とロビーライブラリーにちなんだ名称になっています!特におすすめなのは「Storyストーリー(物語)」です。
Storyのダブルベッドのお部屋のバスルームは太陽の光が注ぎ込む快適空間。このタイプのお風呂って福岡の中でも少ないのでコンセプトルームに近い立ち位置だとお見受けいたします。一度は泊まってみたい福岡のお部屋のひとつですね。
今はお休みされていますが、レストラン「WHY NOT」もおすすめ!
https://www.pintos.jp/column/author3/2020/03/the-basics.html
③ライフ天神福岡(福岡市中央区今泉)
2021年6月に誕生したlyf hotel tenjin(ライフホテル天神福岡)今泉公園のすぐ近くに誕生したホテルになります。
lyf Tenjin Fukuokaは、暮らす・働く・遊ぶを一体化した、新しいスタイルのホテルでの過ごし方を提案!。lyfに滞在して、機能的でおしゃれなソーシャルスペースを活用し、気の合う他の旅行者やローカルのコミュニティに是非ご参加ください。 というのがテーマ。
もはや泊まるは後付け?というくらい、ライフスタイル、ソーシャルスペースとしての立ち位置を発揮しています!
日本にはまだ福岡にしかないホテルですが、このライフスタイル型の波に乗って、Z世代を中心に広がるを見せる可能性はあります。
ホテルのお部屋は決して広くはありません。お風呂もシャワータイプなので、浴槽がないので...本当に旅慣れしている人向けてのホテルであるのは確か...ですが、ランドリースペースが別にあったり、コミュニティを広げるという意味でラフに泊まることが可能です。
お部屋代も安いので、その分、福岡の美味しいもの巡りをしたり、福岡を起点に旅を続けるのにも良さそうです。
私が好きな旅は、たどり着く場所でその土地の文化や良さが活かされたホテルに泊まること。ラグジュアリーホテルであることも選ぶ指針のひとつです。ラグジュアリーホテルを選ぶ理由は、サービスが安定されていること、接客などのソフト面のサービスだけでなく、ベッドやアメニティひとつが安心できるものであることが大きいです。
この数年、世界的なブランドからライフスタイルブランドが誕生しています。これまでの贅沢な旅から「その場所、土地、国で味わえる体験」にフォーカスされていることが要因となっています。その中でこのコロナ禍となり、ひとりひとりが「私は何をしている時に幸せを感じるのだろうか...」と問うようになり、エシカルな消費、「持たない」という在り方を含めて、「自分らしい滞在・旅」を追求する傾向があるように思います。
次はどんな旅をしたいですか?
コロナが落ち着いたらどこに行きたいですか?何を体験してみたいですか?
ぜひあなたの人生の1つのシーンに、素敵な旅や旅行の思い出、素晴らしい体験があることを心から願っています。
ライター
服部恭子
福岡出身。大学在学中より、SNSを活用しカウンセリングサロンを主宰。2011 年よりSNSの活用に関する講師活動を行いながら化粧品のプロモーション、海外ウェディングPR、政府観光局主催のトラベルレポーター等を多数経験する。ラグジュアリーホテル&ホテルスパが大好きで年間100泊以上をホテルで過ごす。