こんにちは、服部恭子です。
年間130泊以上をホテルに滞在し、ホテル研究家としても活動しています。

福岡にはラグジュアリーホテルが少なく、ビジネスホテル、ライフスタイル型ホテルが多いのですが、国際会議なども開催されるので、300室以上の大きいサイズのホテルも安定したサービスを提供されています。

今日ご紹介するANAクラウンプラザホテル福岡は博多駅から徒歩５分圏内にあり、出張で利用される方、旅行で利用される方などから人気のホテルのひとつ。ANAグループということで飛行機とホテルのパックで利用されている方も多い印象です。

今回はクラウンジュニアスイートルーム、クラブラウンジを利用したのでご紹介していきたいと思います！また、あまり知られていませんが「SLEEP ADVANTAGE（スリープアドバンテージ）」のお話しにも少し触れていきますのでぜひお楽しみください。

ANAクラウンプラザホテル福岡　クラウン ジュニア スイートルーム

今回はじめて滞在したクラウンジュニアスイートは、スタンダードクラブルーム2部屋分の広さを確保したANAクラウンプラザホテル福岡で2番目に大きいツインルームになります。

12階にあり、クラブフロアルームのお部屋のひとつになります。ツインになかなか泊まることはありませんが、セミダブル（1200mm X 1950mm）のベッドになります。

ベッドのメーカーは分かりませんでしたが、柔らかすぎない寝心地だったのが印象的です。

開業は1976年なので、築47年。リノベーションや手入れはされていますが、バスルームはなんだか懐かしい気持ちになる雰囲気です。この色味ってなかなかないですよね（笑）

浴槽は背中部分が斜めになっていて、ゆっくり眠るような形で肩まで浸かって楽しむことができます。実際浴槽は大きかったので、寝るとちょうど足が届きつつ、髪が濡れてしまうくらいの設計です。（著者：身長158cm体験によると）

47年前にこのホテルのつくりはきっとラグジュアリーホテルと呼ばれていたのではないかと思います。

お風呂の手間には大きなクローゼットエリアがあります。洋服を入れる引き出し、アイロン代まで常備されているのもありがたいですね。洋服のほこりをはらうブラシ、シューケアまで準備されていました。長期滞在の場合にも助かる備品と広さです。

キャリーケースを広げる場所も隣にありますが、導線としてとても便利な印象です。
バスルームとクローゼットの配置だったり、広さはホテルによって様々なのですが十分な広さがありました。

最近のホテルだと、エントランス部分のクローゼットがお部屋とバスエリアと両方に行けるような優秀な導線設計のホテルもありますが、あまりに広くてクローゼットとバスエリアをバスローブを着てウロウロするようなホテルもありますので。ホテルの導線って結構重要だと感じさせられます。

照明がもう少し明るい印象だと、ホテルへの印象ももう少し明るくなるのでは？と、感じています。もったいない！

ジュニアスイートはリビングエリアと、ベッドエリアが区切られているデザインになっています。
コロナになり、ベッドのフットスロー、ベッドライナーなどが取り除かれていました。
公式な写真も掲載させていただきます。

これが本来のセッティングですね！コロナ中も変わらないセッティングをされているホテルも多くありますが、清潔感や維持費も含めて撤去されているホテルも実際に見かけます。
気になりますが、早く元に戻ってほしいです！

ANAクラウンプラザホテル福岡　クラブラウンジ

ホテルの楽しみ方のひとつとして、クラブラウンジを活用する方法もおすすめしています。ホテルによってサービスの提供は異なりますが...専用チェックインカウンターがあったり、アフタヌーンティーや軽食を提供されているホテルが多いです。

ANAクラウンプラザホテル福岡の営業時間は7:30am - 7:00pm。
7:30am~3:00pm の時間帯は、セルフサービス(無人営業)をされていますが、3:00pn以降はスタッフさんが常駐されているので様々な対応をしてくださいます。

ティータイム（3:00pm-5:00pm）では、小さくカットされたミニケーキやカヌレ、チョコレートなどをいただくことができます。日替わりメニューのようなので、ぜひお楽しみください♪

カクテルタイム（5:30pm-7:00pm）になるとちょっとした軽食になります。
写真はありませんが、ピザやちょっとした温かいものも出るので、夕食のちょっと前の時間帯のお楽しみにおすすめです！もちろんアルコール類もワイン、ビールと準備されているので、やはりラウンジはおすすめです。

チーズも豊富でした！カマベールもブルーチーズも素敵にアレンジされていて、少なくなるとまた丁寧に盛り付けされたチーズプレートが届けられます。このチーズプレートとワインだけでも、ラウンジの価値があると言っても過言ではありません。

洋書なども置いてあるので、ゆっくり本を読んで過ごすのもよし！
コーヒーを飲みながらのんびり考えことをして時間を過ごすのもラウンジの醍醐味だったりします。パソコンを広げて仕事をしている人もいらっしゃいます。

ホテルでの過ごし方はひとそれぞれなので、いろいろな方の過ごし方を観察するのも個人的には楽しい時間だったりします。

オリジナル快眠プログラム「スリープアドバンテージ」の取り組み

ANAクラウンプラザホテルの滞在の楽しみのひとつ。
オリジナル快眠プログラム「スリープ・アドバンテージ」というものがあります！
快眠コンサルタントである岩田アリチカ氏さんのアドバイスにより、睡眠改善学に基づき、「就寝前のリラックス」「夜と朝のメリハリ」「良好な睡眠環境」この３要素を土台としてホテルで快適な睡眠を提供しようという取り組みです。

８年前にはお部屋にあった印象なので、長期に渡って提供されているサービスになります。
快適な睡眠のために、必要な要素が何気なく準備されているのでいつもよりも睡眠を積極的に大切にしようと思えます。

お部屋には身体を整えるための入浴剤、眠る時にほっと一息のホットアイマスク、眠る前のカフェインレスなほうじ茶、そして、目覚めのハーブティが準備されています。

他にも５種類の枕が用意されていて、好きなものを選んでお願いするとお部屋に持ってきていただけます。枕を楽しめるっていいですよね！ラグジュアリーホテルだと、この枕を選んで楽しめる要素は５つ星の要素のひとつでもあります。

テンピュ－ル シンフォニーピロー（XS／S）
パイプピロー（高め／低め）
イワタキャラメルピロー（吸放湿性に優れたラクダの毛を使用。頭部が蒸れにくい枕）
フットピロー（約1,100個のボールが足首を持ち上げ、疲れた足を優しくサポート）

ANAクラウンプラザは全国にあるので、滞在する時には、この枕試してみたかったー！という楽しみ方や、これがないと眠れない！という体験をぜひしてほしいです！

また、３種類のアロマも準備されていて、ANAクラウンプラザホテルのロゴアイコンをモチーフにした、京都の伝統工芸「京陶人形」作家・土田博之氏の手作り素焼きのアロマ・ディフューザーに数滴注ぎ、ゆっくりと広がる香りを楽しみながら、リラックスして楽しむことができます。

ホテルに滞在する際に、ただ眠るだけになることって多いと思うのですが、せっかくならいつもよりも丁寧な時間の過ごし方を楽しむのも良いかもしれません。SLEEP ADVANTEGEはそんなホテル滞在を楽しむきっかけのひとつになってくれるはずです！

編集後記

友人から「おすすめのホテルを教えて！」と連絡をいただくことも多いのですが、出張で来るのか、友人との旅行なのか、カップルでの思い出づくりの旅なのかという目的によってホテル選びも本当に違うなーって思います。

今回のANAクラウンプラザホテル福岡の朝食会場を見渡すと、サラリーマンの方も多い印象でした。やはり博多駅近くの利便性は高いですよね！また、韓国や中国からのお客様もだいぶ戻って来ている実感もありました。

今年は大名地区にザ・リッツ・カールトン福岡もオープンします。予定では６月頃ということになっています！これからの福岡がとても楽しみです。

全国旅行支援が行われているタイミングでぜひ気になるホテルに足を運んでみてください。