服部恭子
福岡出身。大学在学中より、SNSを活用しカウンセリングサロンを主宰。2011 年よりSNSの活用に関する講師活動を行いながら化粧品のプロモーション、海外ウェディングPR、政府観光局主催のトラベルレポーター等を多数経験する。ラグジュアリーホテル&ホテルスパが大好きで年間100泊以上をホテルで過ごす。
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県外のお客様が増え、レストランの予約も難しくなっている今日この頃。
これまで新型コロナウィルスによって、静かな夜が続いていた博多も本当に元気になってきました。
県外からのお客さまにおすすめのレストラン、ホテルを聞かれてセッティングすることも多いのですが、博多名物「もつ鍋」「水炊き」「焼き鳥」をおすすめすることも多く、どうしてもいつもと同じパターンになりがちなのも地元の悩みだったりします。
そんな中、お客様から素敵なレストランをご紹介いただいたので、今日はご紹介していきたいと思います。もう、本当に丁寧なお食事は、目から楽しみ、舌で味わい、鼻で楽しむ、感情に触れにくるようなお食事だと改めて感じた時間です。
はじめて訪れるお店はワクワクしますが...隠れ家なので、住所通りに訪れても一瞬どこか分からずキョロキョロ(笑)おしゃれなあかりが灯されていたので、ここだ!と勇気を持ってドアを開きました。1番奥の個室にお邪魔させていただきました。個室から店内を撮影するとこんな印象です。
雰囲気伝わりますでしょうか?
この日は、全9品のディナーコースをいただきました。
お品書きが可愛くて、左に素材が書いてあり、右側にお味のアレンジが書かれているんです。
メニューというか、食材の楽しみ方をガイドされているような気持ちになりました。
秋月里芋播り流し コンソメジュレ
里芋とジュレを混ぜながらいただきました。上にはキャビアが添えられて、見た目にも美しい一品目でした。里芋も本当に濃厚な甘さがたまりません。
対馬産本鮪 バルサミコ酢めし
最高に美味しい一品でした。バルサミコ酢の酢めし!うまみがぎゅっとつまっていて、そこに鮪の油が馴染んでいました。
(下段)とろろかけご飯
そして、今回ほっこり嬉しい気持ちになったのは、この下段にあったとろろご飯。
私は人生の最後に食べるなら...「とろろご飯」というくらいにとろろご飯が好きです。懐かしい味でもあり、疲れた時にいただくと幸せになる一品。
思わず「幸せ〜〜!!」と声が出ました。シェフからも「とろろって良いんですよね!喜んでもらえて嬉しいです」と言われながら、味わいました。お出汁が最高のとろろ!
久留米産馬肉 モッツァレラチーズ
馬肉もクリーミーなチーズに和えると濃厚さをますのだと。オリーブオイルのフルーティーな香りと馬肉の旨味。角切りにされた野菜の食感と。美味しい!とにかく美味しかったです!
豊後米仕上げ牛頬肉 塩水雲丹
こちら「あ!雲丹美味しそう!」という見た目なのですが...すごいのは隠れて見えない、その奥にありました。なんとこの中にビーフシチューというか、牛頬肉の煮込みが入っているんです。
組み合わせとしても美味しさの後追いが素晴らしくって。おかわりしたくなる一品でした。
下関産虎河豚 タブナードソース
タブナードソースとは、オリーブの実やアンチョビ、ニンニクなどをふんだんに使うのが特徴のフランスのブロヴァンス地方を発祥とするペーストのこと。 しっかり美味しくいただきましたよー!
虎河豚の食べ応え感がやっぱり大好きですね!
玄界灘甘鯛 作茸デュクセル
デュクセルとは「食用キノコ、タマネギまたはエシャロット、タイムやパセリ等のハーブ、黒胡椒を細かく刻んで混ぜ、バターでソテーしてペースト状に煮詰めたもの」になります。
とにかく旨味がぎゅぎゅっと詰まったソース。お野菜と甘鯛と一緒に楽しむキノコたちの味わい。きのこの旨味とクリーミーなソースのバランス。抜群でした!
豊後米仕上牛腹肉 蕗の薹ソース
安定感のあるお肉。牛腹肉と書かれていましたが、実際の部位どこだったんだろうか...
蕗の薹(ふきのとう)のちょっとだけほろ苦さが残っていて、逆にお肉の甘さをしっかり感じさせるソースの仕上がりになっていました。もちろん柔らかくてうまうまなお肉。
自家製細饂飩 時雨煮 練七味
こちら!清水さん名物の〆の細麺饂飩です。三つ葉の香りを味わいながら、少ししめったあおさの風味を味わい。特製の時雨煮をからめながらいただきます。
スープは鰹出汁意外に、複数の要素で作られているらしく...(さらっと5つくらい語られていた気がします!)和食の美味しさを感じます。
糸島産苺(とよのか)ジェラート
可愛らしい雰囲気で、最後に優しい甘さで仕上げられました。
ここまでの料理の一品ずつのインパクトというか、エネルギーが素晴らしすぎて、一緒にいた方と美味しかったね〜と語り合うようなそんな時間でした。
グルメ通の中では隠れた名店として人気の欧割烹清水さん。
私の周りのグルメな方がイチオシされている印象でした。
実際に伺ってみると、柔らかい話声のシェフによって作り出された食材のプレゼンテーションをとにかく楽しむディナーとなっていました。
九州は食材の宝庫だと改めて感じる夜。
県外からのお客様にも楽しんでいただけるお店なのではと思います。
ぜひ、予約困難店のひとつと伺っておりますが、予約トライしてみてくださいね。
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ライター
服部恭子
福岡出身。大学在学中より、SNSを活用しカウンセリングサロンを主宰。2011 年よりSNSの活用に関する講師活動を行いながら化粧品のプロモーション、海外ウェディングPR、政府観光局主催のトラベルレポーター等を多数経験する。ラグジュアリーホテル&ホテルスパが大好きで年間100泊以上をホテルで過ごす。