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今、急成長市場のフェムテックって何?「女性を救う」最新の製品情報をおさえよう!

UPDATE 

こんにちは!今日は、今急成長の市場のひとつ「フェムテック」についてお話をしていきたいと思います。
pintos!をご覧頂いている読者の中には働かれている女性もいらっしゃると思いますし、子育て真っ最中の方、育休の方、ゆっくり過ごしている方、本当に様々な女性がいらっしゃると思うのです。

新聞やテレビで聞くことも増えた「フェムテック」について、一体何だろう?なんとなく理解しているけれど、それってどれくらい私たちの生活に影響があるのだろうか?と触れたいような触れたくないような、そんな世界でもあるかもしれません。

今日の記事を読むことで、「フェムテック」の世界がすこしでも身近なものになれば幸いです。
それでは、今日も暮らしを豊かにする学びをはじめていきましょう!

 FemTech(フェムテック)とは?

FemTech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせて生まれた造語で、女性が抱える健康の課題や生きづらさをテクノロジーで解決する製品・サービスのことを指します。


例えば、ホルモン値をマッピングし妊娠しやすさを計測するスティック、尿もれなどを防ぐ骨盤底筋トレーニングを補助するデバイス、スマートフォン連動で性反応のポイントを可視化するプレジャーグッズなど...。

テクノロジーのチカラで「えっ、こんなこともできちゃうの?!」と驚くようなサービスたちが実現しています。

2020年秋冬版 海外Femtechマーケットマップ .png

また、フェムテック市場は、2025年には北米だけでも500億ドル(約5兆4,000万円)規模の市場になるといわれており※1、日本国内でも2020年4月〜12月のあいだにサービスの数が約2倍に増加※2するなど、いま最も勢いのあるビジネスマーケットのひとつ。(※2020年秋冬版 海外Femtechマーケットマップ


フェムテック業界に追い風となっているものは、何なのでしょうか?

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ひとつには、女性の社会進出が進んで、収入が増加していること。女性が自身の健康ケアやメンタルヘルスケアについて問題意識をもつ機会が増え、フェムテック製品へのニーズが上昇しています。フェムテック分野には女性起業家も多く、女性による女性のためのサービスがつくられる機運も高まっていることも、このフェムテック市場の盛り上がりを牽引しています。

数年前に話題となった、 #MeToo運動をはじめとして、女性たちひとりひとりがタブーに対して声をあげる機会が少しずつ増えてきていることも、フェムテック流行の後押しとなっていることを感じています。性や女性の健康について取り扱うフェムテック製品にアクセスすることは、当然の権利である...私たちは、そんな認識が広まりつつある過渡期にいるのではないでしょうか。

なお、2019年12月に国連開発計画(UNDP)が発表した「ジェンダー・ギャップ指数2020」では、日本の総合スコアは0.652で153カ国中121位という結果に。この状態がテレビで取り扱われたりするものの、そこからどう物事が進展しているのかはなかなか実感することは難しい状態です。

もちろん、ジェンダーギャップに苦しむのはもちろん女性だけではありませんが、女性の生きづらさがまだまだ解消されていない現状があるのも事実です。

フェムテックは、国内のジェンダー課題にビジネスの力で切り込んでいく手段としても認識されているといえます。ここからは、そんな話題のフェムテック製品をピックアップしてご紹介していきます!


※1 2018年 Frost & Sullivan調べ
※2 2020年12月 fermata調べ
※補足:デジタルテクノロジーではない製品は「フェムケア」と呼ばれ、フェムテック製品と区別されることもあります。

話題の吸水ショーツ「Nagi」

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(Nagi PRtimesより

身近なフェムテック(フェムケア)製品として「吸水ショーツ」が流行しています。「吸収型生理ショーツ」「生理ショーツ」「サニタリーショーツ」などさまざまな呼び方がありますが、経血だけでなく尿漏れケアにも使えるため、吸水ショーツという呼び方が網羅的です。

アメリカ発「THINX」や台湾発「ムーンパンツ」など、海外ブランドが先行していましたが、国内ブランドも続々と販売開始されています。

なかでも、国産・高品質を押し出し、ナチュラルなモデル起用、パッケージのスタイリッシュさも人気の「Nagi」は存在感を放っており、私も愛用しています!販売開始時は、予約が殺到して品薄状態・入荷待ちになってしまうほどでした。

スタンダードタイプなら生理用ナプキン6枚分(60ml)ほどの吸水力があり、普通の日なら1日1枚履きっぱなしでも過ごせてしまうというから驚き!これは、1日に何回もナプキンを交換している女性にはちょっとした革命なのです。うっかり生理用ナプキンを切らしていてもNagi一枚をサクッと履けば問題なく過ごせます。生理対策がラクラクになって、もう感激...!


スクリーンショット 2021-03-25 14.54.39.pngGU BODY LAB HPより引用

最近では、GU(ジーユー)では、「GU BODY LAB」というプロジェクトが始動し、千円台の吸水ショーツが発売され話題となりました。これからもどんどんブランドが増えていくことが予想されます。

吸水ショーツのほかにも、シリコン製の「月経カップ」も第三の生理用品として認知度が上がってきています。月経カップと吸水ショーツを組み合わせると、生理期間に1枚も生理用ナプキンを使わずに終わった...なんてことも可能になるのです。フェムテック製品が増え、月経対策の選択肢がどんどん広がってきているのを感じます!

月経管理アプリ「ルナルナ」

スクリーンショット 2021-03-21 9.59.05.png画像はルナルナ公式サイトより

月経周期をトラッキングして生理日や排卵日、PMS(月経前症候群)などをデータから予測できるアプリケーション「ルナルナ」。2000年に20周年をむかえた、国内フェムテックサービスのパイオニアです。登録されている方も多いのではないでしょうか?

ちなみにフェムテックという言葉は、ドイツの月経管理アプリ「Clue」を2013年にリリースしたデンマーク人のアイダ・ティン(Ida Tin)さんが生みの親。ルナルナは、フェムテックという言葉が生まれる前から愛されていたサービスなんです。

ルナルナは女性自身の体調管理だけではなく、カップルの妊活にも役立てられます。パートナーのメールアドレスを登録すれば、以下の情報をメールでシェアすることができます。

・仲良し日(妊娠確率の高い日)
・生理予定日
・生理日
・いまのカラダの状態(月経期、卵胞期、黄体期、黄待後期の特徴)

「今日は排卵日で」と自分の口から伝えにくい...という方にも、アプリが会話のきっかけを作ってくれるので助かりますね。また、低用量ピルを服用している女性向けの「ピルモード」も選択できるので便利です。

OiTr(オイテル)

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画像はOiTr公式サイトより

ショッピングモール・オフィス・学校・公共施設などの個室トイレに、生理用ナプキンを常備し無料で提供するサービス「OiTr(オイテル)」リリース直後の現在は、専用アプリをダウンロードし、個室トイレ内で操作をすると生理用ナプキンが出てくる仕様になっています。

壁に設置された生理用ナプキンボックス兼液晶パネルに、広告が流れます。この広告料によって収益を得るビジネスモデル。個室トイレという、デッドスペースかつ広告視認率の高い空間をうまく利用したフェムテックです。

女性が生理用ナプキンに支払う合計金額は、生涯で平均34万円を超えると発表した調査もあります。(※2016年マイナビウーマンウウェブアンケートより)ほかにも、生理日以外のおりものシート購入、鎮痛剤の購入なども合わせると、実際の金額はもっと大きいのでは、と推測されます。

OiTr(オイテル)は、生理にともなう女性の負担を軽減し、また、貧困家庭の生理用品へのアクセスをサポートする手段としても、よい形で拡大していってほしいサービスのひとつです。

オンラインの相談サービスも続々と生まれている!

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PRTIMESプレスリリースより

コロナ禍で不要不急の外出自粛が続く中、オフラインで相談しに行くハードルが上がってしまいました。
しかし、周囲に性やデリケートゾーンの悩みを打ち明けられる相手がいないので、結局ひとりで抱え込んでしまう...残念ながらそんな女性も少なくないようです。

2020年、更年期の悩みに寄り添うWEBメディア「TRULY」は、女医にチャット相談ができるサービスを開設。また同年には、医師によるオンライン診察でピルを処方、自宅に郵送してくれるアプリ「スマルナ」もリリースされました。こうしたフェムテックの充実によって、自宅にいながらさまざまな相談ができるようになってきています!

女性の体の不調は、「気のせいかな?」と思うような小さな違和感が、実は思わぬ病気の予兆だった、ということもしばしば。オンラインで専門家に相談する文化が一般的になれば、病気の早期発見にもつながることでしょう。

編集後記

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「時代はここまで進んでいるのか」と思わず感心するようなサービスが続々と生まれているフェムテック。年齢とともに変化していく自身の身体の変化に向き合い、これまで見過ごしてきた身体の声に触れるきっかけになるのでは?と感じています。

今まで悩んでいたけど、なかなか相談することが出来なかったり、一人で抱えてしまっている人も多いのかもしれません。私自身、生理痛やPMSに悩まされることも多く、ネットで調べたり専門家に相談することもありました。フェムテックのことを知れば知るほど「助かるー!!」「もっと他にも必要としている人いるだろうな〜」と感じるようになりました。

今日のこの記事を書くにあたって、フェムテックや女性の性について取り組んでいる女性から多くのアドバイスをもらいました。もっと多くの女性が、自身の心と身体を大切にできる世界!性別を越えてお互いに理解しあえる世界はとても素敵だろうな〜って思っています。

テクノロジーで女性を救うフェムテックの急成長から、今後とも目が離せません!
ぜひ気になった商品をぜひ手にとってみてくださいね。

ライター

竹村玲奈

福岡出身。大学在学中より、SNSを活用しカウンセリングサロンを主宰。2011 年よりSNSの活用に関する講師活動を行いながら化粧品のプロモーション、海外ウェディングPR、政府観光局主催のトラベルレポーター等を多数経験する。ホテル&ホテルスパが大好き。