服部恭子
福岡出身。大学在学中より、SNSを活用しカウンセリングサロンを主宰。2011 年よりSNSの活用に関する講師活動を行いながら化粧品のプロモーション、海外ウェディングPR、政府観光局主催のトラベルレポーター等を多数経験する。ラグジュアリーホテル&ホテルスパが大好きで年間100泊以上をホテルで過ごす。
TITLE
UPDATE
2022年もホテルに120泊近くしたほどホテル好きなのですが、温泉に関しては、遠方だったり車がないと行くことが難しかったりと、数えるほどしか行ったことがなく、なかなか機会ないタイプです。
2023年は違う世界も見てみよう!ということで、福岡から電車で40分。そこからバスで30分ほどの距離にある「古湯温泉 おんくり」に行ってきました。
古湯温泉は源泉38-39℃とぬる湯になっていて、長湯ができる温泉のひとつ。
美肌の湯とも呼ばれているので人気の温泉地ですね♪
嬉野温泉や武雄温泉もありますが、もう少し遠いところにあるので古湯温泉が福岡からは近くて行きやすいかもしれません。
宿の名前である「おんくり〜ONCRI〜」は、頂戴したご恩を誰かに送る、その方がまた誰かに...という、"恩送り"・"感謝の連鎖"を表しているそうです。時を忘れるほどに寛ぐことができ、時を忘れるほどに夢中になれる宿として、ゆっくりしていただきたいと考えられています。
さて、はじめてのONCRIへの滞在をご紹介していきたいと思います。
全国旅行支援も再開していますので、ぜひ活用していきましょう!
到着すると、ロビーラウンジ兼バーに案内されます。緑茶と一口羊羹をいただきながらチェックインを行います。
目の前のガラスは大きく取られていて、目の前に広がる山の景色を楽しむことができます。当日は大雪だったので、雪がちらつく様子を眺めていました。
以前ご紹介させていただいた「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」でもチェックインの際に館内着の案内をしてくださいます。男性と女性それぞれ、S,M,L,2Lなどあります。
温泉に来たからにはゆっくり時を忘れて、くつろいで過ごしてほしいということで...なんと!レストランも夜のディナーもこの洋服でぜひ!とご案内いただきます。
「私たちのホテルはドレスコードがないんです!」ってはっきり言われていました。すごい!!
(でも勇気なくて普通にワンピースでディナー会場に向かいました♪)
6階はONCRIフロアということで、ホテルの中でのクラブフロア的な雰囲気になっていました。
面白かったのは、6階のエレベーター降りてすぐにギャラリーがあり、日本文化に触れる書籍が多数並べられていたことです。お部屋に持って行って大丈夫とのことでしたので「花紋」と「食の文化」を持ち帰り、夜の楽しみにさせていただきました。
ホテルで過ごす時間は、日常よりもちょっとだけ時間がゆっくり流れるような気がするんです。そんな時に、いつもだったら触れることのない本に触れて、いつもとは違う世界が開けるのは旅の醍醐味なのかもしれません。
お部屋に入ると、大きな姿見、そしてクローゼットエリアがありました。
こちらにコートやマフラーをかけて中に入ります。お部屋は全部絨毯になっていました。靴そのままでいいですよ...と言われましたが、せっかく旅館のようなホテルに来たのだから...
靴を脱いで、裸足、もしくはスリッパに履き替え、絨毯を楽しめるお部屋の作りにした方が施設も綺麗なままで楽しめるのでは?と、感じました。なんかもったいない感覚です。
私はひとまずスリッパに履き替えてくつろぐことにしました♪
お部屋はONCRIフロア ラグジュアリーツインというお部屋でした。
リビングルーム、ベッドルーム、バスルームと別れているタイプのお部屋。窓辺のソファに横になると山と空が見えるような設計に。これがやっぱり幸せ。
家を作るなら窓辺にソファに憧れているのですが、家を作る機会は人生においてないタイプなので、ホテルでこれからも楽しんでいこうと思っています。ちなみに、この間取りになると私はいつも窓辺でパソコンを広げて、書き物をして幸せを感じているタイプです。
ベッドルーム。シンプルな作りでした。ベッドがとても眠りやすかったので朝まで快眠でした。
このベッドはとても工夫されていて...
少しだけベッドルームに段差がつけられているんです...
朝目覚めて、ベッドから窓の先には山が見えるという設計になっています。
ちなみにこの日は窓の外は吹雪いていて、緑が見えるというよりは吹雪の色なのですが(笑)
この設計はアマン東京を彷彿とさせるものでとても素敵だと思いました。
きっと緑の素敵な季節は、朝起きて美しい景色が楽しめるのではないかと思います。
ちなみにこちらはバスルーム。ビューバスになっていて、ゆっくりお風呂に入って外を眺めることも可能です。私は夜に少し入って、朝は外を見ながらゆっくり楽しみました。
少し冬場は冷えるので、暖房でバスルームも少しあたためておいて入るのが良さそうです。
アメニティはアロマセラピーアソシエイツのシャンプー、トリートメント、ボディソープもありました。おすすめのアメニティのひとつなんですが、優しいアロマの香りに包まれる使われた方はきっと喜ばれるのではないでしょうか?
お部屋の撮影が終わったので、ひとまずお風呂へ!ということで大浴場に行ってみました。
大浴場SHIORIは2階から離れの温浴施設へと向かいます。
寒い時はこちらを着てくださいねー!という上着が置いてあったり、優しさを感じました。
この撮影時マイナス5℃でした。本当に寒くって...
雪も2-3cmですが積もり始めている時間でした。逆に風情があって良い!ということで撮影。寒かったですね...
階段を上がれば到着です。ちなみにSHIORIは日帰り温泉のプランもあり、10:00〜20:00、大人1,200円(税込)小学生600円(税込)、未就学児童 無料にて入ることができます。
男女ともに合わせて15種類のお風呂があります!
サウナもあり、ぬる湯も楽しみつつ、しっかり体を温めることも可能!
お風呂上がりにおやすみできる場所もあります。広々としているので混み合うことはなさそう。ドリンクも多数置いてありました。
コーヒー牛乳やフルーツ牛乳も!もちろんコーヒー牛乳を飲みました。小銭を持っていくことも必須ですが!滞在中であれば、お部屋付けにしてもらえるのでご安心ください!
温泉では撮影できなかったので、ホームページよりお借りしております。
外の露天風呂からは、雪を愛でたり、時折飛んでくる野鳥を眺めながら過ごすことができました。
ぬる湯なので、雪の本当に寒い日は寒いと思います...ただ、ぬる湯ということもあって長湯できるのでゆっくりした時間を過ごすことができます。
私が滞在した日は、あの10年に一度の大寒波の日でした。
前日から仕事で佐賀に行っていたのですが、まさかここまで雪が降るとは...と驚きでした。
福岡から佐賀に抜ける三瀬峠も通行止めとなり、福岡からのお客様はキャンセルも相次いだそうです。
そんな日であってもお客様が到着のタイミングになるとスタッフの皆様は外までお出迎え。お客様がいらっしゃるまでの時間寒そうにしていらっしゃる姿を何度も見ました。笑顔でお出迎えしながら寒さをいたわる、遠くから「よくいらっしゃいましたー!ようこそー!」と、ねぎらう姿。ホテルや旅館は人に支えられていると感じる瞬間です。
翌朝もカーンカーン、コツコツと金属音がするので外を見てみると、スタッフの方が凍ってしまった路面を割って、帰る方のために道を整えられていました。ありがたいことです。
もう少し暖かくなったらまた訪れたいと思います。
HOTEL INFORMATION
ライター
服部恭子
福岡出身。大学在学中より、SNSを活用しカウンセリングサロンを主宰。2011 年よりSNSの活用に関する講師活動を行いながら化粧品のプロモーション、海外ウェディングPR、政府観光局主催のトラベルレポーター等を多数経験する。ラグジュアリーホテル&ホテルスパが大好きで年間100泊以上をホテルで過ごす。