TITLE

そうだ伊勢神宮に行こう!福岡から伊勢神宮に行く方法、外宮・内宮の参拝について。

UPDATE 

新年あけましておめでとうございます。
今年初めての記事は縁起の良い「伊勢神宮」のお話!
どうぞお付き合いくださいませ。

皆さんは伊勢神宮へ参拝をしたことはありますか?
江戸時代の頃に全盛を極めた「お伊勢参り」は江戸からは片道15日間をかけて。大阪から5日間。名古屋から3日間かけて徒歩で参拝していたそうです。

今は新幹線もあり、飛行機もあり!「行こうと思えば行ける!」そんな距離にある伊勢神宮ですが、それでもなかなか機会がないと訪れることがない。「だけど、いつかは行ってみたい!」という存在なのが、伊勢神宮なのではないでしょうか?

式年遷宮が行われた、2013年には1420万人を超える方が参拝しました。
多くの方が参拝されたように感じるかもしれませんが...

 

なんと!!江戸時代の伊勢神宮の年間参拝客は500万人と記録が残されているそうです。当時の日本人口が約3,000万人でしたので、なんと6人に1人がお伊勢参りをしていたという事実。どれだけ伊勢神宮が愛されていたのかをご理解いただけるはずです。

 

それでは、さっそく伊勢神宮の写真とともにお楽しみください。

 

伊勢神宮の参拝は外宮からはじまります!

伊勢神宮は外宮と内宮に別れていて、外宮から参拝する流れとなっています。
正式参拝となると、古くは伊勢の西側に位置する二見興玉神社にて、祓い清めを行って参拝する習わしだったそうです。

DSC02365.jpgのサムネイル画像神域の入口には防火のためにつくられた掘川が流れ、火除橋がかけられています。こちらを渡って中に進んでいきます。

DSC02368.jpg朝早い時間ということもあり、人のいない時間帯での参拝でした。中で撮影はできないので外から撮影しました。高倉山の麓に鎮座する豊受大神宮(とようけだいじんぐう)は、衣食住、広く産業の守護神である豊受大御神が祀られています。

DSC02371.jpg外宮には四つの宮があり、多賀宮はその中でも特別な存在となります。ご祭神は、豊受大御神の荒御魂が祀られています。

DSC02374.jpg風宮には、雨風を司る神様である級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)が祀られています。雨風は農作物に大きな影響を与えるということで丁重に扱われる神様のひとつだそうです。

DSC02375.jpg他の別宮が全て南向きであるのに対して、土宮だけが東向きであるお宮になります。大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)が祀られています。

DSC02376.jpg

 

いよいよ伊勢神宮 内宮の参拝

DSC02384.jpg
この日は雨が降っていましたが、こちらの宇治橋を渡って伊勢神宮の内宮の敷地内へと入っていきます。7.44mにもなる大鳥居が人々を迎え入れてくれます。天気が悪く暗めの写真で大変申し訳ないのですが、これもまたご縁なのかもしれません。とても静かな参拝でした。

DSC02389.jpg橋を渡って少し足を進め、案内に沿って、右に少し降りると、五十鈴川と御手洗場になります。こちらで手水舎(ちょうずや)と同じように、手を清めることもできます。この場所も澄んだ空気が流れ、鳥のさえずりと川のせせらぎの音が心を清めてくれます。

DSC02393.jpg敷地内の砂利を歩いていると、心地よい音が聞こえます。1歩ずつ歩きながら心を整えながら奥へと進んでいきます。とても静かで、時の流れが止まっているかのような感覚になります。

DSC02395.jpg皇大神宮は、皇室の御祖神であり日本人の大御祖神である天照大御神が祀られています。2013年に式年遷宮が執り行われて、新しくなったばかりの社となります。近くでの撮影はできないので、階段を登る手前での撮影。

鳥居をくぐると御神域であることをより強く感じるかもしれません。
私は霊感などは全くない人間ですが、そんな私でも空気が澄んでいて守られているような気持ちになる、そんな場所だと感じました。

DSC02396.jpgちなみに、2013年の式年遷宮前はさらに奥にお社がありました。今は柵があり奥には行けませんが、こうして守られた場所があるのだと感じます。20年に一度の式年遷宮によって、唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)という建築技術や調度品を現在にまで伝えることができ、昔と変わらぬ姿を見ることができる、という常若の精神を体現していると言われています。

DSC02402.jpg本宮を参拝しましたら、順路に沿って、荒祭宮(あらまつりのみや)を参拝しましょう。外宮と同じように、本宮の魂の荒御魂が祀られています。

DSC02403.jpg内宮の敷地を歩いていると、ニワトリが歩いているんですよね...
もはや普通のニワトリさえも、伊勢神宮の敷地を歩いていると神々しく見えてきます。神様の遣いなのか!?とお尋ねしたくなりますが、ちょっとだけ近づいて撮影。

 

伊勢神宮周辺 おかげ横丁を散策!

DSC02408 2.jpgおかげ横丁には飲食店やお土産やさんがたくさん!平日の午前中、雨降りだったこともあり、人通りは落ち着いていましたが、週末などは人も多く賑わっています。

DSC02414 2.jpgファミリーマートもしっかり馴染んでいて気づかないくらい!ぜひ行かれた時には見つけてみてくださいね。

DSC02419 2.jpgそして、伊勢と言えば「赤福」ですね!こちらでは出来立ての赤福をいただくことができます。こちらの本店は朝の5時から開いていますので、朝早くの参拝の際にも美味しくいただくことができます。

DSC02426 2.jpg朝から何も食べずに参拝して、ちょうどお腹が空いてきた頃にいただく赤福は絶品。美味しくブレンドされた伊勢お茶と一緒にお召し上がりください。

 

実は大切な 月讀宮(つきよみのみや)

DSC02455.jpg天照大御神の弟神で外宮別宮 月夜見宮のご祭神と同じ月読尊(つきよみのみこと)が祀られていて、月の満ち欠けを教える暦のを司る神様です。4人の神様が祀られていて、月読尊の荒御魂、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)が祀られています。

参拝される方は少ないのですが、とても素敵な場所なのでぜひ!

 

伊勢神宮近くにある有名な猿田彦神社

DSC02445.jpg猿田彦神社は国開きの神様と言われていて、この場所から国が作られたと言われています。とてもしっかりした佇まいの神社です。敷地内には、佐瑠女神社(さるめじんじゃ)があり、芸能・スポーツ関係をはじめ、技芸の上達を祈る方々の参拝が絶えません。近くを通ったら立ち寄りたい神社のひとつです。

 

福岡から、大阪経由で伊勢志摩へ出発

博多駅から新幹線に乗り、新大阪駅下車。
タクシーで移動して、大阪難波の駅から近鉄に乗り換えました。
が、後日知ったのは京都駅の方が乗り換えがスムーズでしたので京都駅をおすすめします。

大阪難波駅からは、2つの観光列車が運行しており
「伊勢志摩ライナー」「しおかぜ」はともに窓も広く、移動中も楽しむことができるでしょう。

▼伊勢志摩ライナー
https://www.kintetsu.co.jp/gyoumu/Express/train/ise-liner.html

▼しまかぜホームページ
https://www.kintetsu.co.jp/senden/shimakaze/

スクリーンショット 2020-01-13 23.53.21.png

スクリーンショット 2020-01-14 0.06.33.png車内も明るく、移動中に駅弁を食べたり、車窓から見える景色を存分に楽しむことができます。

 

編集後記

伊勢神宮のお話を書いていると、ただの神社好きな女子の備忘録のようになってしまいました。
私もこれまでに2度ほどしか訪れたことがありませんが、行く度に心がリセットされ、新たな気持ちで「また頑張ろう!」そう思えるような時間を過ごすことができました。


伊勢神宮のホームページには書いてありませんが、御垣内参拝(みかきうちさんぱい)というものがあります。
通常であれば、御幌(みとばり)と呼ばれる白い布の前にて参拝を行うのですが、内宮・外宮どちらかの神楽殿にて初穂料を納めてお申し込みをすると御幌(みとばり)の奥である、御垣内の中で参拝をすることができます。(金額によって入れる場所が変わります)

もちろん中に入るためには、正装が基本ですので、男性であればスーツを着用。女性もワンピースや礼服などの着用でなければなりませんが、一生に一度の貴重な経験として、ご縁があればおすすめしたいことのひとつです。

2020年という1年が素晴らしいものとなりますように。
お伊勢さん写真のたっぷりな記事をお届け致しました。

ライター

スクリーンショット 2022-11-28 2.39.29.png

服部恭子

福岡出身。大学在学中より、SNSを活用しカウンセリングサロンを主宰。2011 年よりSNSの活用に関する講師活動を行いながら化粧品のプロモーション、海外ウェディングPR、政府観光局主催のトラベルレポーター等を多数経験する。ラグジュアリーホテル&ホテルスパが大好きで年間100泊以上をホテルで過ごす。