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NAO TATSUMI SOLO EXHIBITION "He saw , She saw"

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映画で観た風景を彼女のフィルターを通して旅をする

何気ない哀愁のある景色や抜け感の清々しい景色を"Google Street View"から探し描く作品で魅了してきた辰巳菜穂。今回の巡回個展は、映画好きの彼女が観たロードムービーを舞台に展開している。主人公の彼女(彼)たちが見たであろう景色を"Google Street View"で辿り、映画から受けたインスピレーションと彼女のイマジネーションが融合した作風が見処。緯度/経度の数字から場所を突き止めたり、何の映画だったのかを探し当てる楽しみがある展示となっている。彼女からの問いかけ、映画のようなドラマチックな展開、心地よい情景、全てを堪能しながら辰巳菜穂と旅しよう。



NAO TATSUMI

2017年よりGoogleストリートビューで世界中を旅し、独自の色彩と感覚でとらえた風景を描く「Street View Journey」を展開。世界中の街角や路地裏から集めた何気ないけれど愛おしい風景を、アクリルや油彩で描いている。広告、書籍、アパレルなどのイラストレーションも多数手がけている。
Instagram▷https://www.instagram.com/nao_tatsumi/

「小さい頃からたくさんの映画を観て育ちました。数々の映画の中で主人公達が歩いた道や通り抜けた風景は私の中にしっかりと息づいて、今作品となってあふれ出しているような気がします」(by 辰巳菜穂)

遠くの街に住む懐かしい友達から届いた美しい絵葉書のような彼女の作品が好きだ。荒廃した土地や哀愁のある場所を旅しながら撮影をした巨匠写真家ROBERT FRANKやWILLIAM EGGLESTON、最近だとTODD HIDEやJASON LEEの写真を連想させる。実に好みだ! ROBERT FRANKの名作"AMERICANS"の序章テキストを担当したのはJACK KEROUAC。JACK KEROUACと言えばビートニクカルチャー不朽の名作『ON THE ROAD』。確かにON THE ROADのワンシーンに出てきそうな彼女の作品(笑)。"これだ!" この数珠つなぎな思想と彼女の作風が僕の中でシンクロした。『ロードムービー』をテーマに作品を作り個展をしたらどうだろう!? 。そう彼女に伝えたのが2020年のコロナ禍のSTAYHOMEタイミングだった。それから彼女はSTAY HOME期間も楽しむように作品に取り組んだ。おすすめ映画を互いに提案したりディスカッションを重ね、"He saw , She saw"と題し巡回個展に挑む(キュレーター:池田誠)

EVENT INFORMATION

日程
2021/8/26[木]~ 9/6日[月]
時間
7:00〜20:00
会場
TAGSTÅ GALLERY
住所
福岡市中央区春吉1-7-11 スペースキューブ1F
料金
無料





※本記事はAFRO FUKUOKAより引用掲載しております。
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ライター

pintos staff