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ここ数年、毎年のように「過去最大級」という枕詞が常時化している台風。つい先月15号の上陸で大きな被害を受けた千葉に、時を置かずしてまた19号が上陸。この19号がまたどえらい「過去最大級」とやらで、東日本の多くの都府県へ史上初めて「大雨特別警報」が発表されました。19号の通過した後には、多くの家屋が河川の氾濫や土砂崩れなどで被災し、日常とはかけ離れた様子がひろがるばかり。多くの死傷者、そしていまだに不明となっている方もたくさんいます。
自然は私たちに日々大きな恩恵を与えてくれる一方で、容赦なく、私たちの日常を奪いさってしまいます。
とはいえ、ここ日本で暮らしていく以上は台風や地震などの自然災害がどうしてもついてまわります。それはここ日本に限ったことではないかもしれませんが。とにかく、私たちは自分や大切な家族を自然の猛威から守るすべをしっかりと持っていなければいけません。そのことを痛切させられるにはあまりある今回の災害。「いつかやろう」と思っていたことを「いま」やるべき時が来たと、今一度災害時に便利なアイテムたちをピックアップしておきます。
大規模停電に備える
まず、避難するにしても自宅で待機するにしても、一番最初に襲ってくるのがこの「停電」ではないでしょうか?災害は24時間関係なしにやってきます。厄介なのが夜。最近はスマホがあるので緊急時にスポットで周囲を照らすということはできるのですが、停電時のスマホの充電は死活問題。できる限りスマホは生かしておきたいもの。そこで停電でもまずは明かりを確保するという点での優れものがこちら。
この「水ピカッ」というアイテムはその動力源が水のみ。スプーン一杯分の水だけでなんと1週間も点灯しつづけるというかなりできた優れもの。あたりが暗いとこどもが怖がってパニックになってしまいがち。そんな時にまずは明かりだけでも確保して、次の行動にうつりましょう。
超貴重なスマホの充電を長持ちさせる
災害時、通信が途絶えたり弱くなったりということはあれど、何より大切なのは情報を得ること。それに安否確認も含めて、最近ではTwitterなどのSNSを利用していちはやく行うことができるようになりました。そしてそれらを可能にする超貴重なマストアイテムがスマホ。そのスマホも充電がきれるとただの文鎮と化します。そこで、スマホ充電のためにこちらを用意しておきましょう。
なんとこちらの乾電池、水を注ぐことで電池に化ける優れもの。しかも、真水である必要はなく、コーヒーやアルコールはもちろん、災害時なので水分すら手元にない場合は最悪排出物でも水として乾電池化します。電池4本あればスマホのフル充電1回分はほぼ間違い無いので、1日〜2日はなんとかかるかもしれません。
孤立を防いでいち早く救助を呼ぶ
今回の19号では多くの家屋が氾濫した河川によって流されたことで、避難が遅れた住人たちが声をはりあげて救助を待つ姿が多く報道されました。氾濫した状態での救助はヘリコプターを使った上空からの救助が主になりますが、そこで問題となるのは「音」。ヘリコプターはどうしてもその音が大きく、救助を呼ぶ声がかき消されてしまうこともあるかもしれません。大声を上げ続けるのは非常に困難で、体力を大きく消耗してしまいます。そこで隠れた必須アイテムが「笛」。極力小さな力で大きな音を出し、救助されずに孤立してしまわないようにする。意外と忘れがちなので注意しましょう。
食にもひとくふう
災害時に持ち出す備蓄の食料は最低三日分はあったほうがよいとされています。最近では保存食のクオリティもあがり、温めなくても湯煎しなくても水がなくてもおいしく食べられる保存食が次々リリースされています。ただ、大人はそれでいいかもしれませんが、問題はお子さんたち。そうでなくても災害というストレスで気持ちが安定しないお子さんたちのために、いつも目にしているあのお菓子を災害時のために用意しておくのはいかがでしょうか?子供連れの避難にとって大きな助けになってくれるはず!
そう、みんな大好き「ビスコ」です。なんとこのビスコ、保存用に5年間もの賞味期限をクリアしたとのこと!小分けにされているので、こどもが複数いても仲良く分け合いながら急場をしのげそうです。災害時だからこそ、子供たちが笑顔になるものをひとつ用意しておきましょう。
ベッドサイドにもおける非常時持ち出し袋
いろいろと災害時に便利なマストアイテムを上げだすときりがないわけですが、もっとも大事なのはそれらをひとつのバッグにあらかじめ詰めておいて、災害時にすぐに持ち出せること。最近ではひとつひとつのアイテムを揃えるのが大変だからと、すでにパッキングされているセットを購入される人も多くいると思いますが、やはりそれらは緊急時のアイテム。日々リラックスする家族の団欒の場所などにおいておくのも仰々しくてなんだか気が休まらない...。そんな方はこんなセットはいかがでしょう?
あれもこれも、災害時にきっと大きな助けになってくれそうなアイテム30点が、スタイリッシュなバッグの中に詰まっています。黒と白があるのでお部屋の雰囲気にあわせて選べるのも嬉しいところ。結局は備えても普段のニュートラルな生活の中で、緊急時のものは「緊急時のもの」として扱われがちなところが危ないところ。普段からすぐに手を伸ばせるところにこのバッグをひとつおいておけば、いざという時に安心ですね。
「いつやるの?」を「いまやる」に
台風は早くて3〜4日前に直撃するかも?どれくらいの規模かな?ということが予測されます。しかし、予測できるにも関わらず今回の19号では多くの被害を出してしまうことに。一方で地震や土砂崩れなどは予測すら厳しく、急に襲いかかってきます。「大事なのはよくわかってんだけど、今度時間ある時にやろ。」という感覚を一度捨てて、今、きてもおかしくない自然災害から自らを、家族を守るアクションを起こしましょう。
最後に、このたびの台風19号の被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
被災された皆様が、一日も早く平常の生活に戻ることができますようお祈り申し上げます。