今年は６月に入っても梅雨の気配を感じることなく、６月の下旬になってやっと梅雨入りしたかと思えば雲はどんよりでも、意外に傘なしで出かけても大丈夫な日々が続いています。いわゆる空梅雨というやつでしょうか。このままだと福岡は今年水不足になってしまうのではと心配。そうかと思うと先日九州を襲った大雨は、わずか一日でひと月分の降水量だったとか...。天気や自然はほんとうに先読みしずらくて困ったものです。梅雨だからといっていつも傘を持ち歩くのは鬱陶しいし、といっても急な大雨にやられてびしょ濡れになっちゃったらもうその日一日ブルー。福岡が生んだカリスマ井上陽水先生もかつてこうおっしゃっています「問題は今日の雨　傘がない」。

うーーん、街のあちこちに自由に使える傘が置いてあったりしないものかなー。そんな都合のいい傘なんてないよなー。サッと借りて雨がやんだらお役御免で不要になった傘を家まで持ち歩かなくて済む。そんな便利な世の中来ないかなー。さすがにないよなー。

ありました。

ということで今回ご紹介するのは『アイカサ』というサービス。

「アイカサ」というこのサービスは、スマホがあれば1日わずか70円で使用できる"傘のシェアリングサービス"。iOSやAndroidのアプリではなく、みなさんがよく使っているメッセージアプリ「LINE」を通じて傘のレンタルや決済などの全てを行うことができます。上図のように福岡では天神の主要商業施設や駅を含め43箇所の設置スポット、本数はなんとすでに1000本を展開しているとのこと！

要は、手ぶらで街に出かけて急に雨にふられても、近くのアイカサスポット（設置場所）をサッと探して、LINEを使ってサクッと傘を借りたらあとは濡れずにまたアイカサスポット（どこでも可能！）に返却するのみ。簡単！詳しい利用方法は以下の通りです。

なるほど、これは便利かもしれません。が、ちょっと待てよと言いたい。例えば天神でアイカサを使って傘を借りたとして、そのまま自宅へ帰ったとしましょう。翌日は雲ひとつない青空。そんな時はたいてい人の頭の中から傘はきれいに存在を消すことになります。そしてそのまま出勤してまた天神。その時にふと、返却しなきゃの傘を忘れたことに気づくのです。で、下手したらその翌日も同じことを繰り返す...。まるでTSUTAYAのDVDと同じ現象が起きてしまい、わずか１日７０円だったとしても、ちりつもで気づけば「傘買ったほうがよっぽど安かったじゃん」「これじゃDVD新品買った金額とかわらんじゃん」という悲しい結末もありうるんじゃないだろうか...。

ないです。

なんとこのアイカサ、ズボラなわたしのような人間の利用に関しても理解してくれており、利用料金は以下のように１ヶ月であれば最大料金の打ち止め制！どんなに忘れても、１ヶ月以内なら最大420円と、新品買ったほうがよかった現象を回避できます。傘だって新品買ったら500円以上はしますよね。それに、この打ち止め制度は継続して借りていなくても、月内で断続的に借りても同じ制度が適用なので、月内で10日（回）利用したらか700円、というわけではなく420円。神。

しかも、今ならなんと福岡市やLINEグループと協業することで、「福岡限定でLINE Pay支払いで利用料が1日1円になる特大キャンペーン」を実施中！70円が1円に！極端な話し、毎日かりっぱしてもひと月30円！（良い子はしっかり返却してシェアしましょう）

期間：2019年5月21日(火)～6月20日(木) ※延長の可能性あり
対象：期間中に福岡市内の傘シェアスポットにシェアリング傘を利用し、支払方法を「LINE Pay」に設定されている方

福岡市とも協業を開始しているので、きっと今後福岡市内にアイカサスポットが充実すること間違いなし。いざという時のためにまずはLINEで友達登録しておいて、いつでも使えるようにしておくといいかもしれません。

ちなみに2019年5月末時点での利用スポットは以下の通りです。LINEアプリでもスポットの確認をマップでできるので、ぜひ何事も事前準備を！

アイカサ　https://i-kasa.com/

====主な設置場所====

福岡市地下鉄天神駅　１箇所
福岡市庁舎　３箇所
福岡市中央区役所　１箇所

西鉄福岡（天神）駅　1箇所
ソラリアステージ　４箇所
ソラリアプラザ　2箇所
天神コア　１箇所
西鉄イン福岡　1箇所

-西日本シティ銀行
本店営業部　1箇所
福岡支店　1箇所
大名支店　1箇所

キャナルシティ博多　４箇所
博多センタービル　１箇所

イムズ　４箇所

イオンショッパーズ福岡店　２箇所

-福岡パルコ　２箇所

ノース天神　２箇所

博多大丸
本館１階インフォメーションセンター

西日本新聞会館　２箇所
エルガーラホール　１箇所
エルガーラビル　１箇所