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新元号の前にアノ元年、もうしてる?

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CATEGORY  ライフスタイル

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「キャッシュレス元年」と言われた2018年もとうに過ぎ、結局のところキャッシュレスってなに?みんな使ってるの?どうなの、便利なの?と、いまいち「元年」の流れに乗り切れていない感があるまま2019年の春を迎え、令和元年を迎えようとしています。

ということで、キャッシュレスの元年を消化せぬまま令和の元年を迎えるわけにもいけない、そんな責任感満載の現代に生きる社会人のみなさまに向けて、今更聞けない「キャッシュレス」「スマホ決済」を調査してみました。

そもそもキャッシュレス決済とはなんぞや

「キャッシュレス」というだけあって、もちろん意味は「現金」「なし」なわけであって、要は「現金を使わないで決済する」のがいわゆる「キャッシュレス決済」ということです。身近なところで言えば地下鉄や電車の改札にSUGOCAとかSUICAとかをピッとするあれ。

いちいち財布を出して切符を購入して改札に切符を通す。というこれまでの流れをせず、SUGOCAなどのカードを取り出して切符を購入せずにそのまま改札へ直行。「IC」と書かれた部分にピッとするだけで改札を通れてしまうという、これがいわゆるキャッシュレス決済です。

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最近ではスマホにSUICAのアプリをダウンロードして、チャージしておくだけで、そもそものSUICAやSUGOCAのカードを持たずしてスマホをかざすだけで改札も通れてしまう。こうなってくるとますますお財布を持たずにお出かけもできるというとっても便利な世の中です。

このSUICAの事例はすでに多くの人がすでに利用経験ありなのではないでしょうか?なので、意外とキャッシュレス決済は結構前から私たちの日常に入り込んでいたのです。

そして流れは「スマホ決済」へ

さて、最近ではコンビニでも改札と同じように財布を取り出さずにピッとして購入するという消費者も増加。私もSUICAというフォーマットを通して、コンビニや自動販売機でも知らず知らずにスマホ決済をしていたわけです。なんだ、ちゃんと元年してるじゃん、ひと安心。

いや、スマホ決済の複雑怪奇なところはここからが始まり。いまやスマホ決済は改札やコンビニを超えて、カフェやレストランはもちろん、アパレルや雑貨まで、あらゆるところで大活躍中。しかしそれらすべてがSUICAなのかというとそれは否!でありまして、そこででてくるのが最近テレビCMでバンバン目にする「Paypay」や「LINE pay」「楽天Pay 」などのスマホ決済サービスなのであります!

まさに時代はスマホ決済群雄割拠へ

選択肢が多いと逆に人は購買意欲を失ってしまう。という名言は誰が言ったのか、はたまたそんな名言自体存在するのか、もはやあやふやでございますが、どうやらそうらしいようです。だからか、続々と登場するスマホ決済サービスに飽食しちゃってる私なんかは、結局どのサービスもチョイスできずにスマホ決済は改札&コンビニどまり。でもそんな人多いでしょ?ということで、ここぞとばかりにいろいろありすぎて結局違いもわからずじまいの「Paypay」「LINE pay」「楽天Pay」の大手3サービスを比べてみました。

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まず決済方法がこれまでと違う

まず比較前に、3サービスに共通する決済の方法として、SUICAのようにピッとスマホをIC端末に近づけるという方法だけではなく、QRコードを使うという方法を採用しています。こうすることで、NFC機能(IC端末に近づけるとピッとできる機能)を搭載していないiPhone(6以前)やAndroidスマホの消費者でもサービスを利用することができるようになり、これまでより多くの消費者をスマホ決済に巻き込むことができるようになりました。それに消費者だけでなく、店舗側にも専用端末の導入の必要がなくなり、一気に使える店舗が普及するきっかけにもなっています。

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一番身近なメッセージアプリ「LINE」だからこその「LINE pay」

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さてまずは「LINE pay」。こちら、「pay」がついていない「LINE」だったら、きっとみなさんもすでにスマホにINしていると思われます。ほぼ確実に。と、いうくらいメッセージアプリとして日本最大のユーザーシェアを誇る「LINE」が展開する「LINE pay」。コンビニ大手のローソンやファミリーマート、ビックカメラなどで使えるのはもちろん、一番のうりは個人間のお金のやりとりまでサポートしている点。そう、LINEではメッセージだけでなくお金のやりとりまでできてしまうのです。しかも手数料は0円。

面白いのは「割り勘機能」。これを使えば、参加者一人あたりの金額を1円単位で計算して、その場で送金依頼のメッセージを送ることも。これの機能さえあれば「ここは私が」「いやいや、ここはわた..」「何をおっしゃいますやら、今夜はわた...」「先日もそういってましたから、今夜こそわた...」「いえいえそんなわけには...」という、気持ちよく酔っ払ったおじさんたちの妙なあの男気の張り合いもゼロに。そして国民総割り勘時代の到来です。いいか悪いかはおいてといて。

買い物は全部楽天で済ますあなたに「楽天Pay」

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最近ではもっぱら生活消耗品の全てをネットで買うなんて人も少なくありません。Amazon、それに楽天。この消耗品購入のツートップのうちのひとつ、我らが日本が誇るネット界の一大マーケットプレイス「楽天」が展開するのが「楽天Pay」。LINEpayと同じくユーザー間の送金も可能とのことですが、「ユーザー間」という点では、ユーザー数が格段に違うLINEに軍パイかと。しかし楽天payの最大のメリットはいわずもがな、ネット通販で溜まりに溜まった楽天ポイントがそのまま「楽天pay」で使えるというところ。意外とポイントって還元することなく期限がきちゃうなんてこともありますよね。そんな楽天ポイントゲッターのあなたにはぜひそのままPayできちゃうこちらをおすすめ。

パワープレイでぐんぐん拡大中の「Paypay」

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2018年の秋にスタートしながらも、テレビCMの多さと、100億円還元キャンペーンという大きな話題をもって急に存在を拡大させたのが、Yahoo!が展開する「Paypay」。後発組にも関わらず、すでに利用可能店舗数は国内No.1を誇ります。四六時中目にするテレビCM数のおかげもあって、認知度も高く、導入する店舗も多いことから、必然的にユーザーもグイグイ増えている模様。スマホ決済サービス群雄割拠のなかで頭一つ飛び出している感が出てきました。大きなメリットとしては、その利用可能店舗数の多さはもちろん、パワープレイとも言えるとんでもない還元キャンペーン。登場時の100億円還元キャンペーンとは別に、今現在(2019年4月)も1回の支払いに対して最大20%(1000円まで)が還元される「第2弾100億円キャンペーン」を開催中です。

以上3つの大手サービスの他にもメルカリが展開する「メルペイ」をはじめ多くのスマホ決済サービスが今もどんどん登場しています。それに福岡銀行の「YOKA!pay」など、大手都市銀行も参入している様子。

つい先日、日本円の紙幣デザインの変更が発表されたばかりですが、あっという間にスマホ決済が当たり前になって、私たちは現金を使うどころか、財布を持つという習慣すら「懐かしい」と思える時代がやってくるのかもしれません。

さぁ、あなたはどのサービスからスマホ決済の波に乗りますか?

ライター

pintos staff